ドレス・コード? — 着る人たちのゲーム 東京オペラシティアートギャラリー 4/11〜6/21

ドレス・コード?—着る人のたちのゲーム DRESS CODE: Are You Playing Fashion?

ファッションに関心がある人には必見の展覧会が4月11日(土)〜6月21日、東京オペラシティアートギャラリーで開催される。

「ドレス・コード?— 着る人のたちのゲーム」展は、京都服飾文化研究財団(KCI)が収蔵する衣装コレクションを中心に、ファッションとアートのほか、映画やマンガなどに描かれた衣装も視野に入れながら、300点を超える作品を通して、服や行為を13のキーワードで見つめ直すという展覧会。

本展のタイトルとなった「ドレス・コード」というのは何なのだろう。古くはヨーロッパの支配階級に厳しいルールがあり、今日でも脈々と受け継がれているものだが、特定の文化や社会、グループに通用するコードであり、そこから駆け引き、あるいはゲームにも似た自己と他者とのコミュニケーションが生まれていると捉えられる。

インターネットと SNS の普及によって、誰もが自らの装いを自由に発信できるようになった現在、人とファッションの関わりはさらに面白いものになるのではないだろうか。

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Anrealage(森永邦彦)2011年秋冬 ©ANREALAGE CO., LTD

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Vetements(デナム・ヴァザリア)ショー・ヴィデオ 2017年秋冬 Courtesy of Vetements

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beautiful people(熊切秀典)トレンチ・コート 2017年秋冬 ©beautiful people

展覧会の見どころ

1 ファッションを通じて人や社会の関係性を問いかける
ある時代や地域、文化や慣習と結びついた、暗黙の「ドレス・コード」。服装のコードをめぐって繰り広げられる装いの実践、着る人とそれを視る人との関係性、さらには衣服を通じた人と社会とのつながりについて問いかける。

2 ファッションのさまざまな実例
「ドレス・コード」は時に破られたり、置き換えられたり、別のコードが生まれることもある。トレンチ・コートやデニムはかつて軍服や労働着だったが、今ではそのコードは失われ、おしゃれのアイテムのひとつとなっている。男性のスーツや制服から、シャネル・スーツなどの普遍性を備えたスタイルやアイテム、グッチやルイ・ヴィトン、コム デ ギャルソン、ヴェトモンといった人気ブランドが手掛ける最新のスタイルまで、ファッションに見られるさまざまな装いの実例を紹介する。

3 着ることの(不)自由さを伝える現代美術作品
人は衣服を通じて自分の嗜好や属性を表明することもあれば、コスプレのように別の人格を演じることもできる。着ることは「何者か」になる行為ともいえる。例えば、ハンス・エイケルブームによる大量のストリート・スナップはファッションにおける他者へ/からの眼差しを映し出している。

4 キャラクターと服装の関わりを演劇や映画、マンガを通して考察
服はファッションのみならず、文学や演劇、映画、マンガなどでは、服が登場人物(キャラクター)の性格や行動、感情を表す要素となるなど、物語を進める重要な役割を演じる。映画ポスターの展示のほか、演劇カンパニーのマームとジプシー、チェルフィッチュによるインスタレーションなどを通して、服とキャラクターについて考察する。また、KCI が収蔵する18世紀の衣装を題材に、18 世紀フランス革命の死刑執行人サンソン家を描いた坂本眞一氏のマンガ『イノサン』『イノサン Rouge』とのコラボレーションを実施。フランス革命期の衣装と登場人物を通じて、現実と非現実が交差する特別な空間を創造する。

5 東京展のみの展開
本展は2019年8月の京都国立近代美術館、12月の熊本市現代美術館を経て、東京で開催となる。東京展ではノワール ケイ ニノミヤ(2020年春夏)やコム デ ギャルソン(2016-17年秋冬)の衣装作品が初出品となる予定。また、森村泰昌、青山悟、ハンス・エイケルブーム、マームとジプシーなどの作品も、東京展独自の展示方法を予定している。

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ハンス・エイケルブーム《フォト・ノート 1992–2019》 1992–2019年 ©Hans Eijkelboom

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ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ) 1770 年代後半(素材 1750–60 年代) 京都服飾文化研究財団所蔵 撮影:広川泰士

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COMME des GARÇONS 2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵 畠山崇撮影

会期・詳細

会期:4月11日(土)—6月21日(日)

休館日:月曜日*ただし、5月4日(月)は開館

会場:東京オペラシティ アートギャラリー

入場料:一般1,200円ほか

お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

特設サイト:https://www.kci.or.jp/dc

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