ブライダルジュエリー 一生ものだから失敗は許されない ブライダルリング Q&A Step1

二人の愛情の印であるブライダルリング。 意味のあるリングのため、つい難しく考えてしまい、なかなか決められない人も多いでしょう。 基礎からケアまで、連載で伝授します。

1st Step 購入前の基礎知識

Q 結婚指輪はいつからあるの?

A エンゲージリングが歴史に初めて登場したのは、古代ローマ時代。その時、使われていた素材は強さを意味する「鉄」でした。

その後2世紀に素材はゴールドに変化。ダイヤモンドをセッティングするようになったのは15世紀のようです。

一方、マリッジは中世以降、ヨーロッパに広まったキリスト教の教えによる「結婚の印」としてリングを交換するようになったのが始まりといわれています。

日本でエンゲージやマリッジが登場するのは第2次世界大戦以後のことで、今のような形をとるようになったのは1970年以降。まだ半世紀ほどの歴史ですが、今では結婚の儀式に欠かせないアイテムとなっています。

Q ブライダルリングはなぜ左の薬指につけるの?

A 左の薬指は、直接心臓とつながっている特別な指だから。左手の薬指に指輪をすることで、心臓=心がつながるというエジプト神話やギリシャ神話を由来とする説が有力です。ただし、ドイツ、北欧、東欧ではエンゲージは左の薬指に、マリッジは右手の薬指にはめます。

マリッジをはめる指は人の宗教や文化によっても異なります。一般的にキリスト教徒は左手の薬指ですが、敬虔なプロテスタントには右手の薬指につける人もいるそうです。

日本では、エンゲージは結婚式までは左手の薬指につけ、結婚式当日は左手にマリッジをはめ、右手の薬指にエンゲージ、結婚後はマリッジの上からエンゲージを重ねづけするのが一般的です。

Q なぜエンゲージは必要なの?

A 最近では「あまりつける機会がなさそうだから……」という理由でマリッジのみ、あるいはより実用的なペアウォッチを購入するというカップルもいます。

 エンゲージリングは女性にとって彼からの特別な愛の贈り物。身につけることで、婚約期間の幸福度をよりいっそう高めてくれるし、贈った彼も幸せそうなあなたを見てうれしく思うはずです。

 結婚後は子供の入学式や卒業式、知人や友人の披露宴、同窓会といった「晴れの舞台」に、そして夫とのデートに、と積極的につけていくことで彼との愛を再確認できるでしょう。

 たとえ、将来身につけなくなったとしても愛する彼から贈られた「かけがえのないジュエリー」として人生の中できっと大切な思い出になります。

Q エンゲージはダイヤモンドが、決まり?

A  いいえ、自分が好きな石、思い入れのある石、または自分の誕生石を選ぶのもよいでしょう。

たとえば、欧米では英王室キャサリン妃の影響でサファイアが人気です。ただ日常にジュエリーを身につけることに不慣れだったり、取り替えたりすることをあまりしない場合は、無色透明でファッションスタイルを選ばない、家でもお手入れがしやすい、硬く傷がつきにくいダイヤモンドが最適。

ショップでもエンゲージにはダイヤモンドの使用が圧倒的に多く、さまざまなデザインライン、価格帯から選べるのもオススメする理由の一つです。

Q リングの部分はプラチナが多いのは、なぜ?

A  ジュエリーの素材としてゴールドが主流のヨーロッパでは、マリッジやエンゲージにもゴールドが多く見られ、ホワイト系のメタルもホワイトゴールドを使っています。ただホワイトゴールドは、ゴールドにパラジウムを混ぜて作られてできた白なので、年月を経て色が変化する可能性があります。

プラチナは金属そのものが白なので、色変化が少なく、硬くて傷がつきにくいという利点があります。

プラチナとダイヤモンドは、白同士なので、相性が抜群。プラチナの台座にセットされたダイヤモンドは、一層の強い輝きを放ちます。

Q カラーゴールドって何?

A もともと純金(24K)はイエローですが、一般的にジュエリーに使用しているのは、金が75%で、残りの25%に銀や銅など他の金属を混ぜた18Kゴールドというものです。

純金では柔らかすぎて加工がしづらい、耐久性が低いというのが、他の金属を混ぜる主な理由です。

イエローゴールドでは、金75%に対して、銀12.5%、銅12.5%、ホワイトゴールドでは、パラジウム25%、ピンクゴールドでは銀4%、銅19%、パラジウム22%などを混ぜます。

混ぜる金属の割合を変えることでさまざまなカラーゴールドを作ることができます。最近はエンゲージリングでもピンクゴールドも人気です。

Text= Muramatsu Chihiro

パリ・ヴァンドーム広場のジュエラーで経験を積み、アメリカに渡り、自身のブランドを立ち上げたセバスチャン・バリエ。2017年にメゾン設立10周年を迎えて発表したエンゲージリング。

エドワーディアンやアール・デコのスタイルを現代に甦らせた作風が特徴。

 写真上から

センターストーンに1.5ctのダイヤモンドをセットしたゴージャスなリング。
Ring by Sebastien Barier : platinum, diamond(main diamond/1.5ct)

「スリーストーンリング」と呼ばれるエンゲージリングは、欧米で人気が高い。
Ring by Sebastien Barier : platinum, diamond(1 stone/2ct, 2 stones/1ct each)

アール・デコ様式のリング。右/センターストーン、オパール。左/センターストーン、エメラルド。
Rings by Sebastien Barier from right to left : platinum, opal, diamond/ platinum, emerald, diamond

http://sebastienbarier.com/

セバスチャン・バリエ Sebastien Barier拡大

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